1月21日、「深津のザゼンソウ群落」が市の指定天然記念物に指定されました。
ザゼンソウはサトイモ科の植物で、1月から3月下旬にかけて花を咲かせますが、その姿が「座禅を組む僧侶」に見えることから、この名前が付いたといわれています。比較的涼しい地域の湿地に自生しており、栃木県を含め、地域によっては絶滅危惧種に指定されているなど貴重な植物です。
「深津のザゼンソウ群落」は、県内の南限に近く、標高も120メートルと最も低い地域にあるとともに、市街地の近くでまとまった株数が自生していることから、文化財として指定されました。
この群落は、深津の皆さんによって大切に守られてきたもので、現在約300株あります。小さくて見つけにくいかもしれませんが、現在ちょうど開花時期を迎えています。
現地には木道が整備されていますので、気軽に見学することができます。新型コロナウイルスの感染予防対策を十分講じていただきながら足をお運びいただき、深津で春の訪れを感じてみてください。