川上澄生美術館では、9月10日から令和5年3月26日まで、開館30周年記念の特別企画展「川上澄生の全貌」展を開催します。

平成4年9月の開館以来、美術館では、川上澄生に関わる企画展を80本以上開催し、来館者も50万人を超え、いまや全国に知られる美術館となっています。

「川上澄生の全貌」展では、美術館が所蔵する3,000点近いコレクションの中から、選りすぐりの作品200点を前期・後期に分けて紹介します。特に前期では代表作『初夏(はつなつ)の風』に加え、それに影響を受けた棟方(むなかた)志(し)功(こう)の初期作品も紹介します。また、県内の美術館や個人コレクターから借用した作品の中には、当美術館として初公開となる作品7点も含まれています。

川上澄生の作品の奥深さを改めて楽しめる展覧会となっていますので、ぜひご来館ください。

また、9月10日から11月27日にかけて、1階展示ホールでは「川上澄生ゆかりの版画家 山(やま)高(たか)登(のぼる)回顧展」も開催します。山高は主に東京で活躍した作家ですが、鹿沼にたびたび訪れ、平成18年には鹿沼秋まつりを題材にした版画も制作しています。

こちらは無料でご覧いただけますので、併せてお楽しみください。