9月3日(土曜日)・4日(日曜日)に、鹿沼城跡発掘調査の成果を紹介する現地説明会を開催します。

文化課では7月20日より、新庁舎整備2期工事に伴う鹿沼城跡の発掘調査を行ってきました。今回の調査では、「障子(しょうじ)堀(ぼり)」の一部が発見されました。1期工事（令和2年度）の際にも確認された障子堀は、小田原北条氏の城に多くみられる堀で、戦国時代に鹿沼城が北条氏の北関東における最前線だったことを示す重要な遺構と考えられます。また調査では、戦国時代の「かわらけ」や漆塗りの椀などが出土しています。

説明会は、新型コロナウイルス感染症と熱中症の予防のため、各日、午前9時から午前11時まで、約30分ごと計4回、定員は各回30名程度として行います。申し込みは不要ですが、先着順となりますので、市役所東出入口に設置するテントまでお越しください。なお、雨天の際は中止となります。会場では、新庁舎整備工事が進められており、足場が悪くなっているのでご注意ください。

鹿沼城は、鹿沼の「まち」の成り立ちを考えるうえで大変重要な城であり、この機会に、是非多くの方に歴史の一端に触れていただきたいと思います。