考えよう! 食品ロス問題
〇食品ロス問題とは?
まだ食べることができる食品が大量に廃棄されている問題です。
日本では、年間600万トン以上の食品ロスが発生しています。
600万トンを超える食品のうち、約300万トンは家庭からのものです。
出典)農林水産省「食品ロス及びリサイクルをめぐる情勢」
〇なぜ発生するの?
発生要因
発生要因ごとに、「直接廃棄」「過剰除去」「食べ残し」の3つに分類されます。(1)「直接廃棄」(手付かずの食品)
賞味期限切れ等により料理の食材として使用又はそのまま食べられる食品として
使用・提供されず直接廃棄されたもの。
(2)過剰除去
野菜の皮などを除去する際に過剰に除去された、まだ食べることができる部分のこと。
(3)食べ残し
調理され又は生のまま食卓にのぼった食品のうち、食べきれずに廃棄されたもの。
出典)家庭系食品ロスの発生状況の把握のためのごみ袋開袋調査手順書(令和元年5月版)
環境省環境再生・資源循環局総務課リサイクル推進室
〇どうしたら減るの?
家庭での取り組み
- 大量の食品を買いすぎない
- 期限表示を確認する
- 調理時に作りすぎない
- フードバンク※等への寄付
- 食品を長く食べることができる工夫、調理方法
※フードバンクとは・・・安全に食べられるのに包装の破損等の理由で、流通させることが
できない食品等を寄贈してもらい、必要としている施設や団体、困窮世帯等に無償で提供する
活動(全国フードバンク推進協議会ホームページを参照)
10月は食品ロス削減月間です!
「食品ロスの削減の推進に関する法律」(食品ロス削減推進法)第9条において、10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」とされています。
食品ロスを減らすには、市民ひとりひとりの協力が必要です。
買いすぎない、作りすぎないなどできることから食品ロスを減らしていきましょう。
消費者庁:[食品ロス削減]食べもののムダをなくそうプロジェクト
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/
「とちぎ食べきり15運動」「とちキャラーズの3キリ運動」の実施!
「とちぎ食べきり15運動」とは?
食品ロスが多く発生する宴会の開始後・終了前15分は、自席でおいしく料理をいただく
「食べきり15(いちご)タイム」とし、食品ロスの削減を推進します。
「とちキャラーズの3キリ運動」とは?
料理はおいしく→「食べきり」
食材はムダなく →「使いきり」
生ごみはギュッと → 「水きり」
3つの削減手法のフレーズと、県及び市町イメージキャラクターとの連携・活用による運動の
ことです。
鹿沼市は全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会に参加しています
全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会とは、「おいしい食べ物を適量で食べきる運動」の趣旨に賛同する自治体により広く全国で食べきり運動等を推進し、食品ロスを削減することを目的に設置されたネットワークです。
食品ロスを削減するために、身近なことからご協力をお願いします!
〇関連リンク
食品ロス削減について、関連するホームページもご覧ください。
- 栃木県廃棄物対策課
http://www.pref.tochigi.lg.jp/d05/syokuhinnross/tochigisyokuhinnross.html
- 農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html
- 環境省
http://www.env.go.jp/recycle/food/post_5.html
- 全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会