木造 薬師如来および両脇侍像
名称 および員数
木造 薬師如来および両脇侍像(3躯)
(もくぞう やくしにょらいおよびりょうわきじぞう)
基本情報
鎌倉時代
寄木造
[薬師如来]像高84.5センチメートル
[日光菩薩]像高108センチメートル
[月光菩薩]像高111センチメートル
指定
栃木県指定有形文化財(彫刻)
指定年月日:平成8年1月16日
所在地・アクセス
鹿沼市北半田1250
東高野山 医王寺
北関東自動車道「都賀インター」から約15分・東北自動車道「鹿沼インター」から約15分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで15分・東武日光線楡木駅から徒歩25分
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所有者
宗教法人医王寺
成り立ち・見所
木造 薬師如来及び両脇侍像は、薬師如来坐像が桧材の寄木造(よせぎづくり)、玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)で像高84.5センチメートルである。像表面は、全面に布貼硬地、その上に肉身部(にくしんぶ)は漆箔(しっぱく)、衣文部(えもんぶ)には白土、金泥塗で切金文様及び盛上彩色(もりあげさいしき)文様を施しています。
光背など部分的に朽ち欠損したところもあり、材料の補強と剥落(はくらく)止めが施されています。
両脇侍像の日光菩薩立像が像高108センチメートル・月光菩薩立像が像高111センチメートルで、桧材、寄木造、玉眼嵌入、肉身部は布を貼り、硬地に漆箔がしてあり、衣文部が布貼、硬地に金泥塗をし、切金文様と盛上彩色文様、さらに、頭部は群青彩色を施しています。
三尊像は、偏杉や衲衣(のうえ)、裳(も)に様々な切金文様や鎌倉時代中期以降に流行する 盛上文様が外圏を中心に施された華麗な像で、院内系仏師の作に多く見られる技法を取っており、鎌倉時代中期(1300年)前後の作と思われます。
掲載日 平成22年8月23日
更新日 令和3年4月15日
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