県西地域のインフルエンザ発生状況について
令和6(2024)年第52週(12月23日(月曜日)から12月29日(日曜日)まで)の県内全域における定点医療機関当たりのインフルエンザの患者報告数が54.37人となり、今シーズンはじめて警報レベルの基準値である「30.00人」を超えました。
栃木県 | 県西 | 宇都宮市 | 県東 | 県南 | 県北 | 安足 | |
定点当たり 報告数 |
54.37 |
21.75 |
60.94 |
48.50 | 58.59 | 50.36 | 70.18 |
今後も患者報告数の増加が予想されますので、インフルエンザの発生動向を注視するとともに、手洗いやうがいなどの基本的な感染対策にご協力をお願いします
※一度警報基準(定点当たり報告数:30件)を超えると、定点当たり報告数が10件を下回るまで警報が継続されます。
栃木県におけるインフルエンザ報告数
栃木県におけるインフルエンザ報告者数(pdf 525 KB)
※定点当たり報告数…ある地域の定点医療機関から報告された感染症の発生件数を、その地域の定点医療機関の数で割った値
定点医療機関数…県西 8か所、栃木県全体 76か所
栃木県内のインフルエンザ発生状況は毎週こちら(サイト内「インフルエンザの流行状況」)に掲載しています。
感染症予防でご活用いただく等、参考にしてください。
インフルエンザについて
インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器系感染症であり、「一般的なかぜ」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」です。例年12月頃から徐々に流行しはじめ、1~3月頃にかけて患者数が増加する傾向が見られます。
潜伏期間は、概ね1~7日(多くは3~4日)です。症状は、発熱(通常38℃以上の発熱)と咳・鼻水・のどの痛みなどの呼吸器症状が突然現れ、頭痛、全身のだるさ、筋肉痛、嘔吐・腹痛・下痢などを伴う場合もあります。お子様では、まれに急性脳症を、高齢者の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。
感染経路は、咳などで飛び散ったウイルスを吸い込んで感染する(飛沫感染)ほか、ウイルスが付着したドアノブなどに触れて感染する(接触感染)場合などがあります。
予防対策について
- 流水で手をよく洗いましょう。アルコールによる手指消毒も効果的です。
- 室内では加湿器を使用するなど適切な湿度(50~60%)を保ちましょう。
- 体の免疫力を高めるために、バランスの良い食事と十分な休養、睡眠をとるなど日頃から体調管理を心がけましょう。
- できるだけ人混みを避けましょう。やむを得ず外出する場合は、マスクを着用しましょう。
- 咳やくしゃみなどの症状がある方は咳エチケットを守り、早めに医療機関を受診して自宅療養に努めましょう。
- ワクチンの接種を検討しましょう。ワクチンは、発症や重症化を防ぐ効果があるとされています。ワクチンの効果の持続期間は5カ月くらいであることから、毎年接種することが必要となります。接種を希望する方は、かかりつけの医師に相談してください。