新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)について
新型コロナウイルス感染症の治療や療養が終わった後、感染性がなくなったにもかかわらず、療養中にみられた症状が続いたり、新たに症状が出現したりするなど、様々な症状がみられる場合があります。
後遺症の代表的な症状
代表的な症状として、次のようなものがあります。
疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛、咳、喀痰、息切れ、胸痛、脱毛、
記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、
動悸、下痢、腹痛、睡眠障害、筋力低下
後遺症にお悩みの方
体調不良が続くと感じたら、まずは、かかりつけ医や診断や治療を受けた医療機関など、身近な医療機関へご相談ください。
お近くの医療機関はとちぎ医療情報ネット(外部サイトへリンク)から検索することも可能です。
また、後遺症相談対応医療機関もご活用ください。
後遺症相談対応医療機関
栃木県において、後遺症とみられる症状がある方の症状に応じた診療対応等を行う医療機関のリストを公表しています。
詳細は、こちらのページ(栃木県HP)をご確認ください。
後遺症に関するQ&A
厚生労働省ホームページから抜粋
一般の方向け
Q 罹患後症状(後遺症)は治りますか?
A 罹患後症状については、これまでの知見等によると、罹患後症状の多くは、時間経過とともに改善することが多いと報告されています。一方、症状が残存する方も一定程度いるという結果等も得られています。
Q 罹患後症状(後遺症)がある場合、新型コロナウイルス感染症を他の人にうつしてしまうことがありますか?
A 一般的に、発症2日前から発症後7~10日はウイルスを排出しているといわれています。この期間以降に罹患後症状があったとしても、他の人に感染させることはありません。
Q 罹患後症状(後遺症)はどんな治療がありますか?
A 罹患後症状に特化した治療方法はなく、国内外で研究が進められています。一方で、罹患後症状の多くは、時間経過とともに改善することが多く、その過程で、各症状に応じた対症療法(症状を和らげる治療:咳に対して咳止め薬を処方する等)が行われることもあります。また、症状が改善せずに持続する場合には、他の疾患による症状の可能性もありますので、かかりつけ医等や地域の医療機関にご相談下さい。厚生労働省では、罹患後症状の診療について取りまとめた手引きを公開しています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html#h2_free14
Q 罹患後症状(後遺症)の専門外来が近くにありません。
A 罹患後症状は、かかりつけ医等や地域の医療機関で十分に対処できるものが少なくありません。まずは、かかりつけ医等や地域の医療機関にご相談下さい。
罹患後症状に対応する医療機関を掲載しているWEBページ一覧: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya_00005.html
Q 新型コロナウイルス感染症罹患後からずっと倦怠感が続いている気がします。受診が必要ですか?
A 症状が時間経過とともに改善しているならば、様子を見ることも可能です。症状が改善せずに持続する場合は、まずは、かかりつけ医等や地域の医療機関にご相談下さい。
罹患後症状に悩む方に向けたリーフレット: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00402.html#h2_free2
罹患後症状に対応する医療機関を掲載しているWEBページ一覧: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya_00005.html