インフルエンザの患者数が警報レベルとなりました
咳エチケットなど、感染予防の徹底を
栃木県の感染症発生動向調査(令和 7 年第 46 週(11月 10 日~11 月16 日))において、県西保健所管内の定点医療機関当たりのインフルエンザの患者報告数が39.20人となり、今シーズンはじめて警報レベルの基準値である「30.00人」を超えました。また、栃木県では「49.60人」で全県域で警報レベルとなっています。
鹿沼市内の小中学校でも発熱による欠席者が増え、学級閉鎖、学年閉鎖となっている学校があります。
今後、更なる患者数の増加が予想されますので、インフルエンザにかからない、感染を広げないために、こまめな手洗い、消毒、咳エチケット等の基本的な感染防止対策を一人ひとりが心がけてください。
栃木県内のインフルエンザ発生状況は毎週こちら(サイト内「インフルエンザの流行状況」)に掲載しています。
| 定点医療機関あたりの報告数/週 |
流行、警報等の基準 |
|---|---|
| 1.0以上 | インフルエンザ流行入り |
| 10以上30未満 | インフルエンザ注意報レベル |
| 30以上 | インフルエンザ警報レベル |
※一度警報基準(定点当たり報告数:30件)を超えると、定点当たり報告数が10件を下回るまで警報が継続されます。
インフルエンザ対策のポイント
- こまめな手洗い、消毒
- 着用が効果的な場面でのマスク着用
- 休養、栄養・水分補給
- 咳エチケット
- 適度な室内加湿・換気
- ワクチン接種(子どもの予防接種助成、高齢者の予防接種助成)
インフルエンザについて
インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染によって引き起こされる呼吸器系感染症であり、「一般的なかぜ」とは分けて考えるべき「重くなりやすい疾患」です。例年12月頃から徐々に流行しはじめ、1~3月頃にかけて患者数が増加する傾向が見られます。
潜伏期間は、概ね1~7日(多くは3~4日)です。症状は、発熱(通常38℃以上の発熱)と咳・鼻水・のどの痛みなどの呼吸器症状が突然現れ、頭痛、全身のだるさ、筋肉痛、嘔吐・腹痛・下痢などを伴う場合もあります。お子様では、まれに急性脳症を、高齢者の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。
感染経路は、咳などで飛び散ったウイルスを吸い込んで感染する(飛沫感染)ほか、ウイルスが付着したドアノブなどに触れて感染する(接触感染)場合などがあります。



















