鹿沼デジタルアーカイブ「惻隠余剰国字解」
資料情報
所蔵(ID) | 鹿沼市教育委員会事務局(鈴木成雄文書465~466) |
年代 | 寛政3年(1791)頃 |
資料名 | 惻隠余情国字解 |
作成者 | 鈴木石橋 |
備考等 | 虫損/市指定有形文化財「鈴木石橋遺稿」 |
解説
鹿沼宿石橋町に居住した漢学者・教育者・救恤家である鈴木石橋の代表作のひとつです。文章は漢文ですが、「国字解」とあるように漢文の後に漢字とカタカナで解説が書かれています。内容は、親子の愛情や、悲劇的な子殺しの実例をあげて堕胎・間引きの非人間性を説くものです。石橋が自ら間引きを試みる者を止めたことや、女児を引き取って養育していることなども書かれており、彼の実践的な姿勢がうかがえます。参考文献
- 『鈴木石橋と麗澤之舎―鹿沼の知と文化の潮流―』(鹿沼市教育委員会事務局文化課文化財係、平成27年12月)
- 阿部昭「鈴木石橋著『惻隠余情全』翻刻補注・口語訳」(栃木県歴史文化研究会編『歴史と文化』第26号、平成29年7月)
掲載日 平成30年7月30日
更新日 令和4年3月31日
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