高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種一部助成について
鹿沼市では対象となる方に、高齢者肺炎球菌ワクチン(23価ニューモバックス)予防接種の一部助成をしています。
ただし、 過去に23価ニューモバックスの高齢者肺炎球菌ワクチンを接種している人(自費での接種を含む)は助成の対象にはなりません。
対象者は下の表のとおりです。
対象者
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過去に23価ニューモバックスの高齢者肺炎球菌ワクチンを接種していない人で、以下に該当する人
・5年間の経過措置(平成31年4月1日から令和5年度まで) (1)今年度に65歳/70歳/75歳/80歳/85歳/90歳/95歳/100歳以上になる人 (2)60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓・呼吸器の機能、免疫機能に障がいがある人(障害者手帳1級該当)
・経過措置後(令和6年度から) (1)65歳の人 (2)60歳以上65歳未満で、心臓・腎臓・呼吸器の機能、免疫機能に障がいがある人(障害者手帳1級該当) |
費用 |
助成額3,500円を差し引いた額 ※委託医療機関での会計時に助成が受けられます。自己負担額は医療機関にお問い合わせください。 |
申込み |
医療機関で直接ご予約ください |
※5年間の経過措置について、5年間のみ5歳刻みの年齢で助成しますが、5年後には対象者にはなりません。
※市外の病院・施設に長期入院・入所の方は、健康課までお問い合わせください。
高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種の助成方法
- 委託医療機関で接種する場合
- 委託医療機関以外で接種する場合
肺炎球菌感染症について
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。
この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約3%~5%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされています。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を引き起こすことがあります。特に高齢者での重症化が問題となっています。
肺炎球菌ワクチンの効果と副反応
肺炎球菌には93種類の型がありますが、その中でも頻度の高い23種類の型の免疫をつけることができるワクチンです。この23種類の型は成人の重症の肺炎球菌感染症の原因の約7割を占めるという研究結果があります。