鹿沼市文化財保存活用地域計画をつくっています
「鹿沼市文化財保存活用地域計画」をつくっています
市では現在、「地域の宝」である文化財を適切に保存活用し、未来に継承していくための方針や事業を定めた「鹿沼市文化財保存活用地域計画」を作成しています。

「文化財」とは?
文化庁のサイトでは、「文化財は、我が国の長い歴史の中で生まれ、はぐくまれ、今日まで守り伝えられてきた貴重な国民的財産です」と説明されています。
文化財保護法では、文化財を分類し、重要なものを「重要文化財」などに指定しています。
文化財保存活用地域計画では、もう少し文化財の定義を押し広げて、指定・未指定に関わらず、地域特有の歴史環境の中で生まれ大切にしていかなければならない全ての文化的所産を対象とします。
地域で大切にされてきた、祭り、伝統芸能、風習、工芸、絵画、建造物、食べ物、ことば、自然、古文書…これらは、将来にわたり守り生かしていくべき「地域の宝」なのです。
文化財保存活用地域計画とは?
国内において、過疎化や少子高齢化等の影響による文化財の適切な保護や継承が喫緊の課題となる中、文化財保護法が平成30年に改正され、各市町村における文化財の保存活用に係るマスタープラン兼アクションプランとなる「文化財保存活用地域計画」の作成が制度化されました。
鹿沼市文化財保存活用地域計画の作成をスタート
鹿沼市では、豊かな自然を背景として多様な歴史文化資源が生み出され、多くの関係者によって保存・継承の努力が重ねられてきました。市においては、これらの収集調査を進めるとともに文化財保護法や県市文化財保護条例に基づく支援等の対策を講じてきました。さらに平成27年には「鹿沼まるごと博物館基本計画(まる博)」を策定し、地域資源としての文化財の保存活用や協働の仕組みづくりを推進しています。
本市においては急激な社会状況の変化に対応し、より実効性の高い取り組みを総合的・一体的に行っていく必要性が生じているため、「まる博」の理念や成果を継承し、文化財の保存活用に関する目標や具体的な取り組みを定めた「鹿沼市文化財保存活用地域計画」を策定することとしました。
計画策定に係る市民アンケートを実施しました
「鹿沼市文化財保存活用地域計画」を作成するにあたり、市民の皆様の文化財に対する思いや関心の度合いを把握するため市民アンケートを実施しました。
結果は、計画に反映していきます。
- 調査対象:市内及び市外在住者(年齢や住所による制限なし)
- 調査期間:令和5年1月1日~4月30日
- 調査方法:LOGOフォーム他
- 回答数:1,085名
鹿沼市文化財保存活用地域計画策定にかかるアンケート結果報告(pdf 1.82 MB)
計画策定に係る市民ワークショップ「見つけよう・つなげよう!地域の宝」を開催しました
「鹿沼市文化財保存活用地域計画」を作成するにあたり、2回連続企画の市民ワークショップを開催しました。
白地図上に自分たちが挙げた文化財をプロットし、共通項で結び付けていくグループワークを通して、地域の歴史や文化に対する新たな気付きを促し、文化財に対する思いの共有や意識の向上を図りました。
第1回「見つけよう!地域の宝」
- 日時:令和6年12月15日(日曜日)午前10時~正午
- 会場:文化活動交流館
- 参加:17名
- 内容:各グループで「地域の宝」(文化財)を挙げてもらい、白地図上にプロットする。
第2回「つなげよう!地域の宝」
- 日時:令和7年1月26日(日曜日)午前10時~正午
- 会場:文化活動交流館
- 参加:13名
- 内容:第1回で発見した「地域の宝」を共通するテーマやストーリー(宿場の文化、麻づくりの文化、修験の文化…等々)で結びつける。
市民ワークショップ「見つけよう・つなげよう!地域の宝」結果報告(pdf 1.73 MB)




















