第2次鹿沼市人権啓発推進総合計画(2019~2028)見直し版を策定しました
人権が尊重される明るい未来を目指して~お互いの人権を認め合い豊かで安心して暮らせる「笑顔あふれるやさしいまち」のために~
「第2次鹿沼市人権啓発推進総合計画」は、平成31年度(2019年度)から令和10年度(2028年度)までの計画として平成31年3月にスタートを切りました。
計画策定後、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、感染者や医療従事者、その家族等への偏見や差別、心無い誹謗中傷などが社会問題となったほか、児童虐待やインターネット上の人権侵害等が深刻化しています。
一方で性的マイノリティに対する理解促進や、職場におけるハラスメントなどの働く人の人権問題等に対する社会的関心、東京オリンピック・パラリンピック競技大会、G7広島サミットの開催等によって、社会全体で人権問題に取り組もうとする気運が高まっています。
今回の見直しは、現代社会において誰もが持っている人間らしく生きる権利について理解を深め、多様性を認め合い誰もが個性や能力を発揮できる社会の実現が一層求められていること、10 年計画の中間見直しであることから、前半5年間の人権を取り巻く状況の大きな変化を踏まえ、新たな人権課題の追加や従来の人権課題の変更等を行いました。
多様性の尊重と笑顔あふれるやさしい街へ
市の花である「さつき」。一本の樹に色や柄、形の違う花が同時に咲くという珍しいもので、本市の特産品の一つです。
「さつき」を愛でるように、人々が自分と違いを持ったすべての人を尊重し、愛することができたら、差別や偏見はなくなってくれるものと信じています。
この計画を通じ、すべての人々がお互いを認め合い、「豊か」で「笑顔あふれるやさしい街」を目指します。
1.計画の目的
人々の関心や努力により、人権に対する正しい理解や認識の深まりは、着実にその成果は得られたものの、依然として様々な人権問題が後を絶たず、しかも、感染者や医療従事者に対する誹謗中傷やインターネット上での人権侵害など新たな問題が発生してきています。
これら多くの問題を解消し、豊かで安心して暮らせる未来のために、本計画を策定しました。
2.計画期間
2019年から10年間を計画期間としますが、国や県、社会情勢の変化などを見極め、必要に応じ見直しを行うこととしています。
3.計画の特徴
人権問題をいくつかの種類に分け、それぞれが持つ現状と課題を分析し、それらを解決するための施策の方向を示しました。
また、参考資料や用語解説、人権相談窓口の案内なども掲載しています。
※施策の方向に寄与する各種事業については本計画の実施プランを毎年度策定しています。
~計画書のダウンロードはこちらから~
第2次鹿沼市人権啓発推進総合計画見直し版(pdf 2.57 MB)