木造 弥勒菩薩坐像
名称
木造 弥勒菩薩坐像
(もくぞう みろくぼさつざぞう)
基本情報
鎌倉時代
指定
栃木県指定有形文化財(彫刻)
指定年月日:平成 11年 8月 17日
所在地・アクセス
鹿沼市北半田1250
東高野山 医王寺
北関東自動車道「都賀インター」から約15分・東北自動車道「鹿沼インター」から約15分
東武日光線新鹿沼駅からタクシーで15分・東武日光線楡木駅から徒歩25分
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所有者
医王寺
成り立ち・見所
弥勒像は通常、片手に蓮華または水瓶を執る与願・施無畏の印相の菩薩形をとりますが、本像では如来形との複合した形をとっています。この形の代表例としては、醍醐寺三宝院本尊に快慶作の弥勒像があるものの県内での作例は多くありません。東高野山弥勒院を号した医王寺では、恐らく、弥勒下生信仰に結びついて造立されたものと思われ、当時の信仰内容を語る貴重な資料といえます。
医王寺には、ほかに県指定の鎌倉末期の薬師三尊像や毘沙門天像があることから、鎌倉末期から南北朝にかけて同じ工房でつくられたものと考えられます。
掲載日 平成22年8月23日
更新日 令和3年4月15日
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